排水処理ならしっかり安全安心作業をお約束します

生活排水や産業排水をそのまま川や海に放出すると、深刻な環境汚染の原因になります。近年では化学物質の種類や数が増え、一見きれいに見える排水の中にも、汚染物質が含まれている場合があります。他方、環境基準はますます厳しくなり、わずかな汚染物質の放流も許されなくなっています。排水処理は美しい自然環境を守るために必要不可欠な技術と言えます。
一般的には産業排水に注目されがちですが、環境汚染の最大の原因となっているのは、実は家庭から排出される生活排水です。普通の人は風呂やトイレやキッチンなどで、1日に1人あたり約200リットルの水を使うと言われています。また排出された天ぷら油200mlを薄めて浄化するためには、約6万リットルのきれいな水が必要になります。

微生物を使って生活排水を処理する浄化槽

家庭でも事業所でも、排水処理に広く用いられる設備が浄化槽です。トイレや生活雑排水に空気を吹き込むと、排水に含まれる有機物をエサとして微生物が繁殖します。微生物は有機物や無機物と一緒に凝集して、活性汚泥と呼ばれる塊になります。ブロワで空気を送り続けることにより、活性汚泥が有害物質を吸着して、排水の汚れを取り除きます。きれいになった水は汚泥をろ過し、消毒した後に放流されます。下水処理場も同じ原理で汚水を処理しています。
家庭用浄化槽は汚染物質の9割以上を除去できるとされています。下水道の整備されていない地域では、家庭用浄化槽の設置に際して、公的な補助金が支給されている場合も多く見られます。浄化槽による水のリサイクルは、循環型社会の実現に貢献しています。

産業排水には独自の技術が必要になる

現在公的機関から推奨されている合併処理浄化槽は、トイレからの汚物とキッチンや風呂からの雑排水を一緒に処理するタイプの装置です。一般家庭で用いられる小型のほか、マンションやオフィスビルで用いられる大型合併処理浄化槽もあります。
工場などから出る排水には、家庭とは異なる汚染物質が含まれている場合があるため、排水処理も特別な方法で行なう必要があります。たとえば金属やゴムが含まれた廃液は、特殊な凝集剤を用いて浄化します。また高濃度の窒素を除去するために、アンモニアを好む細菌を用いる技術が実用化されています。これらに合わせて、ろ過装置も精密で耐久力のあるフィルターを用いる必要があります。こうした排水処理技術は工場ごとに、詳細な調査と設計のプロセスを経て導入されます。